「かぎろひ」連載原稿

「歌のある生活」国語教科書のなかの歌②

前回からの続きです。 中学校国語教科書にある馬場あき子のエッセイの話題でした。 馬場は、中学生に紹介する近代短歌の作品として、はじめに正岡子規をとりあげたのでしたが、さて、子規に続く作品として誰を紹介しているでしょう。 二人目も近代短歌の代表…

「歌のある生活」国語教科書のなかの歌①

私には中学2年生の娘がいます。 中学2年生というのは、国語の授業で短歌を習う学年です。娘の国語教科書には、はじめて短歌に触れるであろう中学生にふさわしい(と思われる)作品が載っています。これがいろいろと興味を誘います。 今回から数回にわたっ…

「歌のある生活」インターネットの世界の歌④

インターネットの世界にはブログと呼ばれるサイトがあります。ブログとは、個々人の公開日記みたいなものと思えばいいでしょう。その日にあった出来事や折々の場面で自分が思ったことを書き込んで、ネットを通してあらゆる人に読んでもらうというものです。…

「歌のある生活」インターネットの世界の歌③

皆さんは、ツイッターをご存知でしょうか。これ、ごく簡単に言うと、一四〇字以内の短文をネット上で「呟い」て、それを投稿するというものです。橋下徹大阪市長の「呟き」に一〇〇万人ものフォロワーがいることがニュースになったりしましたが、登録をすれ…

「歌のある生活」インターネットの世界の歌②

皆さんは、題詠はお好きでしょうか。 ただし、好きだという人でも、一〇〇の題を順番に一年間かけて詠むというイベントの存在については、あまりに突飛すぎて、驚かれるのではないでしょうか。 そんな酔狂なイベントがインターネットの世界では毎年行われて…

「歌のある生活」インターネットの世界の歌①

皆さんは、いつどこで歌を詠まれるのでしょうか。ベテランの皆さんでしたら、いつでもどこでも、旅先や散歩中などは当然のこと、仕事中や休日も、リビングや就寝前や入浴中、もしかしたら夢の中でも作歌されているのではないでしょうか。常にさっと詠めるよ…